サブの愛聴盤

『DAVID BOWIE / THE DERAM ANTHOLOGY 1966-1968』

デヴィッド・ボウイの「デラム」時代の代表曲がズラリ!「Rubber Band」や「Love You Till Tuesday」はヴァージョン違いも収録の全27曲入りのコンピレーション・アルバムです。10代の終りから20代になった頃のボウイながら、紛れもなくデヴィッド・ボウイ・…

『SECRET SQUARE / S.T.』

アップルズ・イン・ステレオのメンバーでもあったヒラリー・シドニーとリサ・ジャンセンの女性ユニット、シークレット・スクエアの唯一のアルバム(7曲入りミニ・アルバム)です。愛しきヘタウマ、脱力Lo-Fi感溢れるサイケポップ・サウンドとキュートなヴォ…

『PENTANGLE / CRUEL SISTER』

ペンタングルの1970年4thアルバム『クルーエル・シスター』です。メンバーはジャッキー・マクシー、バート・ヤンシュ、ジョン・レンボーン、ダニー・トンプソン、テリー・コックスという強力な5人組。古くからの伝承バラッド、トラッドフォークの素材と新し…

『THIS MORTAL COIL/IT'LL END IN TEARS』

ジス・モータル・コイル(ディス・モータル・コイル)の1984年の1stアルバム。このプロジェクトは「4AD」の社長でありプロデューサーでもある、アイヴォ・ワッツ・ラッセルによる企画プロジェクトで、「フェイヴァリット・ミュージシャンによるフェイヴァリ…

『AUTOUR DE LUCIE/L'ECHAPPEE BELLE』

オトゥール・ドゥ・リュシーの1994年1stアルバム。フランソワーズ・アルディの影響を強く受けたであろう可憐なウィスパー・ヴォイスのヴァレリー・ルリヨ、オリヴィエ・デュラン、ファブリス・ドュモンの3人による、しっかりとしたメロディーとアコースティ…

『TELEPHONE/UN AUTRE MONDE』

フランスの素晴らしいロック・バンド『テレフォン(テレフォヌ)』の1984年のラスト・アルバムです。ほとんどの楽曲を手掛けるヴォーカル&ギターのジャン=ルイ・オーベールの甘いヴォイスと語尾の掠れ、ポップなメロディーの中にクールかつ熱いものがあり…

『THE ONLY ONES/SPECIAL VIEW』

ジ・オンリー・ワンズの1978年から1979年の代表曲やシングル曲からなる全12曲入りの編集アルバムです。元スプーキー・トゥースのメンバーも居る英国の孤高のバンド!ピーター・ペレットのヴォーカルも存在もすべてカッコイイ!関連:好きなギタリスト&アー…

『CLAUDE FRANCOIS/LE LUNDI AU SOLEIL』

クロード・フランソワの1972年アルバムです。シングル・ヒットの「Le lundi au soleil(陽のあたる月曜日)」で始まるロック・ナンバーありメロウ・ナンバーありの全12曲入りです。60年代から英語圏の曲をフランス語で歌いヒット!ルックスも王子様っぽくて…

『DICK ANNEGARN/ADIEU VERDURE』

ディック・アネガルンの1999年アルバム。デビュー・アルバムは1973年なのでベテランです。しかしながら、マイペースな活動を続け今作はインディー・レーベル「Tôt Ou Tard」よりのもの。あたたかなアコースティックな調べと不思議な渋味のあるヴォーカルはマ…

『SLAPP HAPPY/CASABLANCA MOON・DESPERATE STRAIGHTS』

スラップ・ハッピーの1974年アルバムと1975年のヘンリー・カウ(HENRY COW)との共作アルバムの2枚分が収録された全24曲入りです。「スラップ・ハッピー」はタンゴ、クラシック、ロック、ニュー・ウェイヴ...などの要素を併せ持ち、変幻自在の優雅な歌姫ダグ…

『SERGE GAINSBOURG/LOVE ON THE BEAT』

セルジュ・ゲンスブールの1984年アルバム『ラブ・オン・ザ・ビート(セルジュ式性愛術)』。デヴィッド・ボウイのバックメンバーが参加ということもあり、セルジュ版『レッツ・ダンス』とも云われるダンスビートとシンセサイザーなどが活かされた前作のレゲ…

『JONI MITCHELL/BLUE』

ジョニ・ミッチェルの1971年名作4thアルバム『ブルー』です。ジェイムス・テイラー、スティヴン・スティルス、スニーキー・ピート、ラス・カンケルが参加。ジョニ・ミッチェルの初期名作の一枚で、色々な想い出が美しくも切なく綴られています。関連:ジョニ…

『PINEFOREST CRUNCH/MAKE BELIEVE』

スウェディッシュ・ポップ・バンドやシンガーが続々と登場していた1995年頃が昨日のことのようだけれど、今聴いても好きなバンドは多い。このパインフォレスト・クランチ(PINEFOREST CRUNCH)のデビュー・シングルとなる『カップ・ヌードル・ソング(CUP NO…

『ダニエル・ヴィダル/オー・シャンゼリゼ〜ベスト・オブ・ダニエル・ビダル』

1960年代末から1970年代初頭にかけて日本を拠点に活動されていた、お人形のように可愛いダニエル・ヴィダル(ダニエル・ビダル)は歌声も優しく愛らしいです。日本語ヴァージョンの「オー・シャンゼリゼ」と「天使のらくがき」も収録の全18曲入りの世界初CD…

『郷ひろみ/HIROMIC WORLD』

郷ひろみ(HIROMI GO)の1975年発売の名作アルバム。全曲歌詞は荒井由実(ユーミン)、作曲は筒美京平によるものです。このアルバムからのシングルカット曲は無いアルバム志向の始まりでもあります。ひろみが19歳から20歳になる期間にレコーディングされたも…

『O.S.T./小さな恋のメロディ』

1971年のワリス・フセイン監督による映画『小さな恋のメロディ』のサントラです。ビー・ジーズを中心に美しいメロディーとハーモニーが名場面を彩ります。トレイシー・ハイド、マーク・レスター、ジャック・ワイルド、その他の少年少女たちと大人たち、そし…

『エルザELSA/哀しみのアダージョ〜ベスト・オブ・エルザ〜L’ESSENTIEL 1986-1993』

エルザの1986年から1993年までの代表曲が並んだ編集盤。原田知世さんが幾度かカバーされ、CF曲としても知られている「哀しみのアダージョ(彼と彼女のソネット)」はオリジナル・アルバムには未収録ですので、この編集盤はお得だと思います。フランス語ヴァ…

『RENAUD/BOUCAN D'ENFER』

70年代から活躍しているルノーの2002年アルバム。元々インテリ・パンクでロック気質なアーティスト。50代になっても相変わらずの硬派ぶりにブラボー!声の嗄れ具合にもキャリアを感じさせその声が実に良いのです。フォーク〜パンク(パンク・ロック以前にパ…

『JANE SIBERRY/WHEN I WAS A BOY』

ジェーン・シベリーの1993年6thアルバム『少年の日』。1曲目から”あっ!好きな世界”と一気に聴き入ってしまう凄い曲で始まるのですが、ジェーンと共同プロデュースの名にブライアン・イーノが。納得。2曲目は(帯にも載っていますが)映画『ペイ・フォワード…

『MARIANNE FAITHFULL/A SECRET LIFE』

マリアンヌ・フェイスフルの1995年アルバム。デヴィッド・リンチとの親交でも知られる鬼才アンジェロ・パダラメンティの素晴らしい楽曲とマリアンヌの詩の融合!プロローグはダンテ・アリギエーリの『神曲』より、また、エピローグはウィリアム・シェイクス…

『JOHNNY HALLYDAY/LA GENERATION PERDUE』

ジョニー・アリデイの1966年名盤!モッズ・ファンのお方にも好評でした☆イェイェもフレンチポップスも御大ジョニー・アリデイ無くしては始まらない!カッコイイです。「ジョニー」と云えばデップではなくて「アリデイ」な当店です。今も渋いのです★関連:ジ…

『MADREDEUS/MOVIMENTO』

マドレデウスの2001年6thアルバムです。紅一点の美声のヴォーカリストであるテレーザ・サルゲイロの歌声はいつも素晴らしい!静寂さの中の郷愁。ポルトガルの伝統的なものを継承されながらも独自の旋律を奏でて来られたように思います。ヴィム・ヴェンダース…

『HUGO LARGO/METTLE』

ヒューゴ・ラーゴの1989年2ndアルバムです。ブライアン・イーノ絡みで知った個性派バンドでした。「オルタナティヴ」というジャンルになるのでしょうが、ドラムレスな静寂にして浮遊する不思議な音空間は「4AD」ぽくもあり、現代音楽的あるいはチェンバー・…

『MEREDITH MONK/DOLMEN MUSIC』

素晴らしいメレディス・モンクの1981年発売の4thアルバム。内容は1972年から1979年の5曲から構成されています。タイトル曲である「Dolmen Music」は6つの曲からなる組曲です。比類なきヴォイス・パフォーマーであります。このお方はお声が楽器でもありますの…

『VOICE OF THE BEEHIVE/LET IT BEE』

ヴォイス・オブ・ザ・ビーハイヴの1988年1stアルバムです。2人の女性ヴォーカルのトレーシーとメリッサは姉妹で後は男性3人の5人組。ドラムはマッドネスの人。この姉妹はアメリカ人だそうで、曲によってはノスタルジックな60年代的ポップスが印象的です。ま…

『RENAISSANCE/SAME 1ST ALBUM』

ルネッサンスというとアニー・ハズラム加入後の数々の名作たちを想起するのだろうけれど、このポール・サミュエル・スミスによるプロデュース、キース・レルフとジム・マッカーティー(共にヤードバーズ脱退後)楽曲に、キースの妹である可憐なジェーン・レ…

『SPARKS/KIMONO MY HOUSE』

スパークスの1974年大名盤☆『キモノ・マイ・ハウス』です。ロン&ラッセル・メイル兄弟は天才!ロンの狂おしい程のスパークス・サウンド。そして、それを見事に歌い切るラッセルのヴォーカルの驚異。この頃は5人組で英国及びヨーロッパから人気が出たスパー…

『VIRGINIA ASTLEY/ALL SHALL BE WELL』

ヴァージニア・アストレイの前作から5年振りとなる1992年アルバム『オール・シャル・ビー・ウェル』。沈黙の時期は娘さんの子育てに専念されていたのだろう。その愛娘フローレンスちゃんは一曲目でバック・ヴォーカルとしてもクレジットされている。ヴァージ…

『CLAUDIA BRUCKEN/LOVE:AND A MILLION OTHER THINGS』

元プロパガンダの歌姫:クラウディア・ブルッケンの1991年のソロ・アルバムです。個人的に特筆すべきは3曲(2.6.9曲目)のドラムがスティーヴ・ジャンセン(元ジャパン:JAPAN)であることです。また、"ACT"時代の曲かと思われる「Fanatic (The Nail In My S…

『MERET BECKER/NACHTMAHR』

メレット・ベッカーの1998年2ndアルバムで邦題は『夢魔』。私の好きな往還する女と少女の世界がこのお方の表現世界にもあります。ドイツの女優さまでもあり、様々な顔を見せてくださいます。しかし、このアルバムは不気味で耽美なメルヘン世界★バックには、…