『RENAUD/BOUCAN D'ENFER』

velvet-moon2010-01-11


70年代から活躍しているルノーの2002年アルバム。元々インテリ・パンクでロック気質なアーティスト。50代になっても相変わらずの硬派ぶりにブラボー!声の嗄れ具合にもキャリアを感じさせその声が実に良いのです。フォーク〜パンク(パンク・ロック以前にパンクであったのだけれど)を通り抜けて来たルノーなので、説得力があるのだと想います。フォーキーなメロディ、アコーデオンやピアノ、弦楽器の音色も美しいですし、「Manhattan-Kaboul」でのアクセル・レッドとのデュエット曲も素晴らしいです(この曲だけは、ついついアクセル・レッドのキュートな歌声にドキン!としてしまうのですが)。アルバム全体から感じられるものは、ルノーというお方の失せることのない反骨精神のようなものに胸を打たれるのだと想います。

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