『THIS MORTAL COIL/IT'LL END IN TEARS』

velvet-moon2010-03-18


ジス・モータル・コイル(ディス・モータル・コイル)の1984年の1stアルバム。このプロジェクトは「4AD」の社長でありプロデューサーでもある、アイヴォ・ワッツ・ラッセルによる企画プロジェクトで、「フェイヴァリット・ミュージシャンによるフェイヴァリット・ソング集」のような計画を実現させてしまったもの。現在までに3作品ある。この第一弾となる極めて美しい正に「涙の終結」という邦題の如く耽美的な作品。

参加ミュージシャンは、コクトー・ツインズエリザベス・フレイザーロビン・ガスリーサイモン・レイモンドの3人、シンディートークのゴードン・シャープ、カラーボックスのマーティン・ヤングとスティーヴン・ヤング、デッド・カン・ダンスのブレンダン・ペリーとリサ・ジェラルド、モダーン・イングリッシュのロビー・グレイ、ウルフギャング・プレスのマーク・コークス、X-マル・ドイッチェランドのマニュエラ・リッカーズという「4AD」アーティスツだけでも豪華ながら、さらに、元マガジン(バズコックス)のハワード・デヴォート、マーク・アーモンドのマンバスのメンバー(ストリングス担当)のマーティン・マクガーリックとジニー・バルも参加!アイヴォが選んだという6曲のカバー曲は、アレックス・チルトンの曲が2曲(1曲目と3曲目)、ティム・バックリー(2曲目)、リマ・リマ(5曲目)、ロイ・ハーパー(7曲目)、コリン・ニューマン(11曲目)。その他の楽曲も含め、アルバム全体を貫く美意識は覚醒的かつロマンティシズムに溢れた名作です!

関連:ジス・モータル・コイル(THIS MORTAL COIL)『涙の終結(IT'LL END IN TEARS)』(1984年)♪ : 永遠のアイドルとガールズポップ愛好館(愛しきポップミュージック&ボーカル中心♪)

[1994] THIS MORTAL COIL ★ IT'LL END IN TEARS ← お買い求めはこちらへ♪