『NIKKI SUDDEN & THE FRENCH REVOLUTION/GROOVE』

velvet-moon2005-04-09

古くはSWELL MAPSから遡らなくてはならない愛しのニッキ・サドゥン。個人的にはJACOBITES(ジャコバイツ)のアコースティック・サウンドが好きだけれど、この今は無きCREATIONに在籍時のバンドを率いてのロック・アルバムも欠かせない。

弟のEPIC SOUNDTRACK(エピック・サウンドトラック)の死を乗り越えて、今も地道に活動を続けてくれている。雰囲気からも分かる様に、キース・リチャーズジョニー・サンダースの影響を強く受けている。特にジャコバイツ以降は。DAVE KUSWORTHも同様に好きなのだけれど、ニッキの方が虚ろでナイーヴ(良くも悪くも)でその不安定さが伝わってくるかの様。歌は決して上手ではないけれど、底に秘めたる情熱に震えるものがある。JOHNNY THUNDERSで一等好きなアルバムは「HURT ME」なので、分かって頂ける方は居られると思う。

このアルバムというよりも、NIKKI SUDDENというアーティストがお気に入りなのだ!彼にはいつまでも生きていて欲しいと思う。物憂い陰があるけれど、ギターと共に歌い続ける姿は変わらない。もう30年のキャリア。変わらない事の美しさも素敵だと教えてくれるかの様。

[1989] NIKKI SUDDEN & THE FRENCH REVOLUTION ★ GROOVE