『COCTEAU TWINS/TREASURE』

velvet-moon2008-09-14

私は80年代の英国の『4AD』の作品たちが大好きで、発売を楽しみに『FOOL'S MATE』を隅々まで読んでいた。嘗ては不定期発行だったけれど、国内のインディーズの活発化と共に月刊誌となり定期購読をしていた。編集長だった故北村昌士氏の文章がとても好きで、紹介される作品との相性も良かった。書かれた中の言葉が今も忘れられず、ふと浮かぶ...。そんな折に出会ったバンドのひとつにこのコクトー・ツインズもいる。ファーストからラストまで全て嫌いな作品はない!でも、やはり1984年のサード・アルバムである『TREASURE』は欠かせない。今でもよく聴いている。儚い美しさ...私が音楽、ロック作品の中で”耽美”を痛感し、心に響いた誰にも似ていないエリザベス・フレイザーの独自の歌唱スタイル、歌声がとても心地良かったのだ。解散はとても残念。

[1984] COCTEAU TWINS ★ TREASURE