『WOULD-BE-GOODS/THE CAMERA LOVES ME』

velvet-moon2005-05-08

いつまでも色褪せない音楽たちを実感する。このelレーベルから1988年にリリースされたWOULD-BE-GOODSの1stアルバムも、急に聴きたくなる大好きな作品。甘く可憐な歌声と抑えた演奏、素晴らしい楽曲たちは今もホッとする世界なのでとても相性が良いのだと思う。

ジェシカ&ミランダ姉妹の美しいルックスも嬉しい!この淡い夢の世界に安堵する。楽曲提供者たちの顔ぶれもご贔屓アーティストがズラリなのでこの上ない。1987年のデビュー・シングルでは、サイモン・ターナーとコリン・ロイド・タッカーによるものだった。そして、待望のこのアルバムのバックは、モノクローム・セットのビド、アンディ・ウォーレン、ニック・ウェソロフスキー!何て素敵★

この様な夢見心地な世界を彷徨うふんわりした空気が大好き。そして、フレンチ・ポップ好きでもある私は「Rose du Barry」もとってもお気に入りの曲。この曲はフランス語で歌われた、少女的な儚い悲恋の夢物語を想像してしまう美しい曲。針を下ろすと飛び出す「THE CAMERA LOVES ME」は極上ポップ。elレーベルが好きなのは、レーベル全体のトーンというのか、とってもファンタスティックな共通した空気があり、そして各アーティストの個性で広がりを見せていた。そして、映画好きな私にシネマティックな音楽を届けて下さるかの様にも感じるからかもしれない。


[1988] WOULD-BE-GOODS ★ THE CAMERA LOVES ME